【GFMG】観てる人に何かを伝える一番の方法・・・知ってる?笑

先日の「レキシ」ライブでのこと。

一緒に行った人(谷山さん)が工場長に

「2号ちゃんは楽しんでた?笑ってた?」

と私の居ないところで確認してきたらしい。。

私、どんなんやねん笑

普通に楽しく笑ってましたよ、

どうも、2号です。

ライブは、工場長も書いている通り、実力ある人って、なんでもアレンジ効くというか、形崩してるのに

芯くずさず「凄い」と思わせてくれるので、一流の凄さを感じました。

気持ち悪いくせに。
悔しながら。。っく。不覚や。。

ちゃんと写真も撮りました。珍しく。

IMG_2236

取れた写真はコレ。

IMG_2210

やっぱり

気持ちわる。

 

パッション先輩の話になりますが。(またもや。だってみんなが好きだっていうんだもん)

私の高校の先輩であることは既に周知の事実だと思います。

そして、凄いな!と当時から憧れる先輩であったことも。

私はP(パッション)先輩からジャンプシュートを教えてもらったのですが、

自ら「教えてください!」と懇願しに行ったわけではありません。。

恩師があまりの私のシュート力の無さと、チームでの得点力アップも考え

「教えてやれよー」と言ってくれたのがきっかけです。

だって、私P先輩と高校の時喋ったことすらあまりない。笑

そして喋らない大きな要因は、同学年にこのP先輩を尊敬して、好きでならない

同期がいたからです。笑   (もちろんその子もスタープレーヤー)

喋ってたりしたら視線を感じる。。ゾクリ。。

このジャンプシュートを教わっている時、その子は泣いてどこかに行ってしまったり。。
(私には理解できないことがたくさんでした。。)

それだけ実力も人気もある選手だった先輩。

でも、、Wリーグへ行ってからは、どうも違ったようです。

話は私が「試合の応援、観に来てくれた人たちがやる気が出るような、試合をしたい」

と話したことがきっかけでした。

「観てる人に何かを伝える一番の方法・・・知ってる?笑」

うーーん。。

・・・ただ単に一生懸命することしか考えてなかったな、、私。。

 

先輩は、Wリーグでは試合にあまり出られない時も多かったとのことでした。

そんなちょびっとしか出れない試合の時も、大差で負けてから出る敗戦処理の役目の時も

なぜかファンのちびっこや親が出待ちしてくれていたり
手紙をくれたり写真撮ってくれたりした

当時何でやろ?と不思議に思っていたと。

そして、せっかく足を運んでくれて、お金を出してまで見にきてくれてる人達に
何を見せれるか、どんな姿を見せるべきか

そして

自分自身が納得するにはどうしたらいいか

を考えに考えたそうです。

個人的に、この「自分自身が納得するにはどうしたらいいか」ここが考える時一番しんどいところな気がします。

先輩は

「敗戦処理をやらされてると思うのは、、気持ちが腐ってしまってそう思ってしまうこともあったけど

 チームにとっては敗戦処理でも、自分にとっては多く試合に出られるまたとないアピールのチャンス。
 
 そして応援に来てくれている人に見てもらえる、絶好の機会!
 
 と、チーム内の同じ立場の仲間と団結して相手に向かっていこう」
 
 
 
としたそうです。

それって、応援に来てくれている人に対して与える影響って、敗戦処理という名目は同じでも

全然違ってきますよね。。

 

そう考えられるようになるまで、自分自身が納得するにはどうしたらいいか、の答えが出るまで

どれだけのことがあったのだろう。。

先輩はずっとPG(ポイントガード)でした。

でもあるシーズンそのPGを外されてしまいました。

チームが昨シーズン負け越した理由にガードのメイク力、経験不足というのがあげられ、PGとしてプレーしていた先輩が外されたのでした。

外す決断をしたのはチームの監督さん。

選手兼監督で活躍されていましたが、選手を外れ監督に抜擢され、そしてP先輩をPGから外したのでした。

この監督さんもPGで、輝かしいキャリアの持ち主。(国体優勝経験あり、などなど)

P先輩がトライアウトを受けて、チームのスタッフさんが

「小さいけどオモシロイ選手がいる。獲得してもいいか?」

と相談した際に「そんな小さいのいらない」とズバッと答えた方です。。笑

PGというポジションに厳しい、最初から要らないと公言していた人が監督。。

「お前をガードとしては認めてない。2番ポジションやれ」

そして2番にコンバートされた先輩ですが、スリーが遠くから打てるわけではない

ディフェンスではミスマッチ突かれて点取られまくる・・・要するに穴。。

どうすれば試合に出れる??

身長154㎝、リーチは152㎝。

最初からハンデはある。そんなことわかってる。。

でも、、

状況はどんどん厳しくなります。

 

 

どうすれば試合に出れる?

 

 

 

そんな先輩の気持ちとは裏腹に、チームは快進撃を続けます。

 

 

先輩の変わりにPGにコンバートされた元2番プレーヤーの選手の活躍もあり、

みるみるうちに白星を重ねていきます。

チームは絶好調!

でも

自分は?

 

私いらんのちゃうん。。

 

みんなのプレータイムは30-40分。

自分のプレータイムは10分。。あれ、私以外のプレーヤーで成立してるやん。。

 

でも、キャラ的にベンチではしゃぎ、応援し、飲み会では宴会部長、、

振る舞いと内面が真逆。

 

 

心にに抱えているモヤモヤが入り混じって
どれが本当の自分?どうしたいの自分?

 

そもそもどうしたらいいの?

 

すごいストレスだったと思います。。

 

 

そこで考えまくった「チームの勝利の為に自分ができること

 

そこで最初の敗戦処理の話に戻るのですが。

(この精神状態で先輩が考えて出したことの全容は・・は内緒。笑)

 

最終的にこの2番にコンバートされたシーズンではチームは5勝を挙げる快挙でした。

それはチームの裏方であっても手を抜かず、スカウティングなど細かいことを
率先してやり続けたP先輩の功績も大きくあったと思います。

でも試合にはやっぱりあまり出てません。。

でもどんな時も手は抜かない。
例え敗戦処理でも。それは変わっていません。

その5勝の中に延長戦で勝った試合があったそうです。

残り8秒でフリースローをもらった先輩が足を攣ってしまい、交代することになりました。

そこで呼ばれたのはP先輩。

フリースローが決まり、相手ボール。

すると相手がミスをしてボールがP先輩のもとへ。

最後ドリブルで行ってジャンプシュート!

のこり8秒に神様からの贈り物があった。バスっと決まりました。

 

シーズン締めくくりの挨拶で監督さんが

今シーズンのMVPはPちゃんです

 

先輩『へ?』

 

 

「延長ラスト8秒で勝ちが決まって、足がつった選手の変わりに呼ばれて・・・」

「控え選手でプレータイム少なくて。。普通の選手なら

 『こんな場面で出されても』って腐ってもおかしくないと思う。
 
 選手起用する方も正直、『申し訳ないな』って思う。
 
 
 
 でもあんな嬉しそうな顔して「交代お願いします!」って

オフィシャルに走っていく選手がベンチにいてくれること
 
 
 監督冥利につきる。
 
 
 
 そしてあのスカウティング。。
 
 
 PのチームのMVPは全員一致で異議なしだと思う!」
 
 
 
 

先輩は試合の戦力になることはもちろんだけど、そこ以外もちゃんと見て

評価してくれる監督さんを心から尊敬するようになったそうです。

2番にコンバートされて、試合に出れなかったときスカウティングを必死ですることで

相手の弱点やクセや強みが頭に入るようになったそうで、

次のシーズンでPGに戻った時、それがとても役にたったそうです。

 

無駄なことってないですね。。

 

その監督さんを師匠とP先輩は呼んでいて

その教えの中に

「どんな相手にも敬意を表すこと。敬意を持ってマッチアップすること。

相手を見て舐めてかかるとか手を抜くことなんてするな」

「試合に”絶対”はない。絶対勝てるも、絶対負けるもない。

常に全力で手を抜かずプレーする。結果は勝手についてくる。」

 

先輩が私たちの試合を見に来てくれたことがあります。

結果は大差で負けて、私はとても悔しいし、教えてもらったことが

なかなか出せず、それはもう必死にやってるのに、勝てない自分がチーム状況が

恥ずかしかったことがあります。

 

でも、先輩は「誰も手を抜かない、気もちの伝わるゲームやったと思う」と言ってくれました。

 

私はまともに挨拶できないくらい恥ずかしかった。

負けて。

しかも大差で・・

そして先輩の言葉を聞いても、救われた気持ちとは反対に

「慰めかな。。プレーの話になる以前の試合内容だったのかも・・」と卑屈になっていました(スミマセン)

 

でも、そうじゃなかった。

先輩が嫌うのは相手に敬意が無いプレーをしたり、途中であきらめたり、やる気が無いプレーをすることでした。

 

「試合を見てる時とか応援してる時も、勝ち負けの結果よりもそこの方が気になる。」

敬意を払ってプレーする。

だから誰にでも全力で向かっていくし、負けたら悔しいし(誰であっても)、やり返したいと思う。と。
 
 

 

私たちのチームは弱小です。

でも、誰も手を抜いたり諦めたりしません。

正直、何で先輩はうちの練習にきてくれるのだろう?と思ったりもしました。

先輩の練習になってるのかな。。と不安に思うことも。

 

でも、気にするところはそんなことじゃなかった。

 

自分が恥ずかしくなります。

先輩に失礼なこと思ってた。。

「観てる人に何かを伝える一番の方法・・・知ってる?笑」

それは難しい答えではなく

 

試合できることへの感謝と相手への敬意。

それの表現として手を抜かず全力で相手に向かっていくこと。

 

なのかなぁ?

 

先輩にはまだ答えを聞いていません。

 

そんな姿を見てもらうこと。

そうすれば何か伝わるかな。。

 

 

PS:そんな素敵なP先輩のパッションクリニック。準備中準備中。

  安心してください。進んでますよ。亀スピードで。。

 

 

【GFMGは、バスケットボールブログです。】
GRIN★FACTORY工場長&2号が、現役選手としてこうありたいという想いを 日々綴るバスケブログです。
ミニバス選手や中高バスケ選手とその保護者さんにもコメントやメールを沢山頂き、
私たちも励まされています!
ぜひ、ひと味違うバスケウェアブランドGRIN★FACTORYのブログ、お楽しみ下さい。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

バスケ歴:松陽ミニバス→中学は陸上部→甲子園学院高校→園田女子大→大阪ガス(2016年3月退部)

小5で始めたミニバスで将来を嘱望されたが、地元中学にバスケ部がなかった。周りからは越境も勧められたが陸上部に入り、全中出場を果たす。 その後兵庫県でNO,1だった甲子園学院に中学未経験ながら堂々入部。 入学時はバッシュもなく底を綺麗に拭いた運動靴で練習をし見かねて顧問の先生からもらうなど、様々なエピソードの持ち主。「涙は分泌物」と言い放ち、心が鉄のように動かないため、鉄子とも言われている。

大学卒業後は一般企業に勤め、数年プレーしない日常を楽しんでいたが、会社の飲み会にてたまたま大阪ガスの試合に誘われ流れのまま入部。 工場長と出会う。チームでは常に30点は得点あげていた絶対的エース。

コメント

コメント一覧 (4件)

  • 今日のブログ、仕事中にもかかわらず泣いてしまいました。子供たち(娘、娘、息子)が、やはり試合にでれずベンチの身の回りのお世話などをやってました。でも残り1秒の出場でもあきらめずプレーしてるのを見て何度泣いたことか。それをこのブログで思いだしました。息子はチビでガードです。大きいチームだとすぐひっこめられます。でもベンチで一番大きい声をだしてます。このブログを見せてバスケを楽しませたいと思います。仕事中なので、なぐり書きですが、いい話になにかコメントしたかった。ありがとうございます(泣)

    • たらおさん

      仕事中に泣かせてしまい、申し訳ありません。
      先輩のせいですね。笑

      ベンチだろうが、コート上だろうが、自分ができることを一生懸命する姿は
      感動します。

      それができないプレーヤーの方が多いと思いますので、息子さんは素敵なプレーヤーだと思います(^^♪

      いつか試合でキーマンとなるような、相手が大きくても出続けられる選手になりますように。
      目標もって毎日楽しんで、バスケットしてほしいと思います★

      こちらこそ、コメントいただきましてありがとうございます!!

  • 泣いてしまいました。ありがとうございました。息子に聞かせてあげたいです。

    • はな◎さん

      息子さんにぜひ読んでほしいです。

      当時、先輩も師匠の言葉に泣いたそうです。

コメントする

目次