【GFMG】必要とされること

 

母親が台所で姪っ子とコソコソ話しています。

 

すると妹(姪にとっては母親)に向かって

「ウミちゃん」

と呼びかけました。

??

妹は何のことかわからず、ハテナ顔です。

コソコソコソ・・

「ウミちゃん」

コソコソ話をよーく聞くと

「めいちゃん、あそこに座ってるのは、生みの親だからね

 『生みちゃん』って呼ぶんよ。
 
 ばぁばはね、ばぁばじゃないよ、育ての親だからね。
 
 ちゃーちゃん(おかーちゃん)ね。
 
 わかった?」
 
 
「うん。ちゃーちゃん。」

「あそこに座っているのは?」

「生みちゃん」

なんか、怖ッ!!

どうも、2号です。

姪っ子はだいぶ変な顔してたので、頭の中混乱してるのでしょう。

私の個性はだいぶ親ゆずりやなって思った出来事でした。

寒波が押し寄せ雪がたくさん降っている地方の方は、いかがお過ごしでしょうか。

 

外出時は足元にお気をつけてお出かけくださいね・・。

 

 

足元と言えば、、

大学の時、足元の怪我で4年間の集大成を棒に振ったなぁと思いだします。

大学の卒業生たちで作られているクラブチームと、大学3回生の春休み合宿最終日前日に
試合をした時のこと。

 

 

何だか体がキレすぎるくらい動けて、体力も気力も体格も全ていい感じだなぁと感じていました。

 

相手の動きが止まっているように見えるほど心身は充実していたと思います。

 

でもそれが油断という仇になりました。

 

ドライブインでレイアップに行ったとき、センターのディフェンスがヘルプに寄ってきました。

でも体がキレキレだったので、多少無理な体制でも平気でした。

シュートを放ち入ったと思って着地をする瞬間

着地点に誰かの足が・・・

グリっ

と、そのまま捻挫したと思うでしょう?

派手に捻挫する!

私もそう思いました。

外側にかかる体重。

このままでは「外側靭帯損傷」してしまいます。

でも、すごく体がキレていたものですから、捻挫を回避しようと思いました。

そこで、着地寸前にとっさにつま先の方に体重を移動させました。

これが、最悪の事態を招くことになります。

「ドン!」

とつま先から聞こえた気がしました。

全体重がつま先にかかり、何かが抜けました。

親指の付け根が脱臼。

(サイトで画像を検索して載せようと思ったのですが。。
えぐかったのでSTOPかかりました笑

興味のある人は

「足 親指 脱臼」で画像検索してください。笑)

異常な腫れの広がりを見て、1つ年上のコーチ(卒業生)は言いました。

「あ、これあかんわ。もうあかんかも。」

この言葉を聞いて

「あ、もうあかんのや。」

と思いました。

でも後から考えると、コーチの立場で選手の気持ちを折る発言をするって

どんなコーチやねん。

でも、助けに来てくれた後輩は

「大丈夫ですよ!大丈夫!すぐアイシングしますから!」

と言ってずっと傍にいてくれました。

同期のキャプテンも、私をおんぶして階段を下りてくれました。

当時お互い体格が良かったので、おんぶするのも大変やったと思います。

それから2か月間家からも出れず、ギブスも取れず、足を地面に着くこともできず、

ぼんやり過ごしていました。

「もうあかんのや・・」と。

そんなところに、大学の親友がお見舞いに来てくれました。

遠いのに。

バスも無いのに。

駅から徒歩40分くらいかかるのに。

コーチには恵まれなかったけど、仲間やチームメイトにはすごく恵まれたなと
改めて感じました。

だからリハビリして、チームの練習に参加することになったら、
足が痛いからって言って途中メニューから抜けるようなことは絶対しない、

私はもう大丈夫だとちゃんと示そう

そう思いました。

そして、試合に出れなくったって、他できること精一杯やろうと思いました。

私が2ヵ月家から出られない間、みんなは練習を頑張っていたのだから
試合に出れなくて当然だと、言い聞かせました。

悔しかったけれど、それも自分の実力。

大学のリーグは長丁場です。

その間にチームの状況は変わったりします。

それこそ連日の試合で疲弊すると体力をしっかりつけていない
チームは怪我人が増えます。

勝率は低くなります。

どんだけしっかり体を作っていても、怪我は付きまといます。

チーム状況が悪くなると、1つ年上のコーチは練習にすらあまり来なくなりました。

試合になっても何も言いません。

劣勢になってタイムアウトを取っても何も言いません。。

いつか言われた後輩からの言葉が脳裏をよぎります。。

「一緒にプレーしてた時、物凄く自分勝手だった人じゃないですか!!
 そんな人の言うこと聞きたくありません!
 
 言うこと聞こうって思いません!」
 
 
だからと言って私がみんなに戦術を教えられるワケもありません。

でも、ベンチでみんなのプレーを見ていて、感じたことは伝えられます。

どこが狙われているかや、精神的に切れやすい子には励ましの言葉を、

迷った時のプレーなど、、

戦力にならない私ができることは何か。

 

このコーチのおかげで頭フル回転で考えることができました。

 

 

結果、最後は勝って終わることができました。

(負けたら下位リーグにもしかしたら降格か・・というところまで来ていました)

 

ホッとし過ぎて、1年間チームを引っ張ってくれたキャプテンと抱き合いました。

 

でも、一番に駆け寄って来てくれたのは、後輩たちでした。

試合に出てた汗びっしょりのまま、抱き着いてきました。

「良かった!良かった!!!!」

 

私たちの代を一緒になって盛り上げて支えてくれた後輩たちに心から感謝しました。

怪我をしたって、試合に出れなくたって、私を必要としてくれた
同期や、後輩。

 

試合に出れなくてもできることがある。

 

と考えさせてくれた
腹は立ったけれど、やっぱり今でも好きじゃないけど
今ではそのコーチにも感謝です。

(でも指導者の方には、できるだけ選手が希望を持てる言葉をかけてあげてほしい。

あと、「チームに必要なんだ」ということを伝えてほしいです。

それだけで頑張れますから

 

でもね、やっぱり怪我をしないのが一番です。

 

「怪我をしないのも実力のうち」

 

練習前、後のストレッチや、自分の体を知って、適切なケアをすること。

 

私もなかなかできませんが、それも出来て一流の選手なんだと思います。

 

気温も下がって、アップをしっかりしないと怪我をしやすい季節です。

みなさんも怪我をに気を付けて、練習に励んでくださいね。

 

 

 【GFMGは、バスケットボールブログです。】
GRIN★FACTORY工場長&2号が、現役選手としてこうありたいという想いを 日々綴るバスケブログです。
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この記事を書いた人

バスケ歴:松陽ミニバス→中学は陸上部→甲子園学院高校→園田女子大→大阪ガス(2016年3月退部)

小5で始めたミニバスで将来を嘱望されたが、地元中学にバスケ部がなかった。周りからは越境も勧められたが陸上部に入り、全中出場を果たす。 その後兵庫県でNO,1だった甲子園学院に中学未経験ながら堂々入部。 入学時はバッシュもなく底を綺麗に拭いた運動靴で練習をし見かねて顧問の先生からもらうなど、様々なエピソードの持ち主。「涙は分泌物」と言い放ち、心が鉄のように動かないため、鉄子とも言われている。

大学卒業後は一般企業に勤め、数年プレーしない日常を楽しんでいたが、会社の飲み会にてたまたま大阪ガスの試合に誘われ流れのまま入部。 工場長と出会う。チームでは常に30点は得点あげていた絶対的エース。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 先日NHKでやっていた桜花学園の監督の話を観ていて、涙が止まらなかった私。
    最近子供の所属するミニバスのコーチのことで悩んでいます(T_T)

    威厳を保ちたいのか、普段から子供との間に壁を作って自分から歩み寄ることがなく・・・
    突き放すけどその後のフォローはなく、褒めることはほとんどありません。試合前のアップに入ることは皆無。大事な試合で負けてからは、試合の進め方(Qごとのメンバー決め、フォーメーション、タイムアウトやその間の相談など)は一切6年生が決めるようにと言われてしまいました。
    質問しても「そんなこと聞くな」「前に教えた通り」と言われて、子供は固まって怖がるばかりです。
    今ではコーチの顔色を見ながらプレーしていて、元気さがどんどん失われています。

    コーチの一言って大事ですね。
    たった一言、お前はチームに必要なんだって(嘘でも)言ってくれれば、魔法をかけられたみたいにパワーアップできます。
    それが子供ならなおさら。

    100回叱られるより、たった1回「今のよかったよ!」って大袈裟に褒められた方が、次も頑張ろう!他のことももっとがんばろう!って前向きな気持ちになれますよね。

    指導者の方から選手に歩み寄って、寄り添って、一緒に考えることで大きな信頼が生まれて、
    その信頼が根底にあるからこそ厳しい指導が生きる。と桜花学園の監督から教わりました。

    コーチが今のままを貫くのなら、子供がバスケを嫌いになる前に辞めてしまうのもありなのかもしれない。
    なんだかそんな風にも考え始めています。。

  • hinataさん

    返信が遅れてしまいすみません。

    読んだ時ちょっと唖然としました。。

    >大事な試合で負けてからは、試合の進め方
    >(Qごとのメンバー決め、フォーメーション、タイムアウトやその間の相談など)
    >は一切6年生が決めるようにと言われてしまいました。

    え?これってコーチがやるべきこと。。しかも6年生のうちでこれを選手しながらできる子は
    居ないと思います。。

    大事な試合で負けたのはコーチにも責任は多いにあるとおもうのですが。。

    えー。。ありえへん。。

    すみません、悪口になりますが、そのコーチ、何も責任果たしていない癖に威張ってるだけじゃないですか。。

    幼い子に威張り散らして、責任もとらず負けたらお前らのせいだ的な態度、何なんですかね。。
    憤りしか出てきません。

    ちょっと、いや、だいぶ恥ずかしい大人ですね。

    ミニバスの選手には「バスケって楽しい」それだけ感じてもらえたらあとは勝手にうまくなっていくものだと思います。
    hinataさんの言うように、やる気の出る一言が言えるコーチって、それだけで指導力があると思っても
    良いと思います。

    hinataさんのお子さんがバスケ嫌いになってしまわないように何とかしたいですね。。
    バスケができる違う環境があればいいのですが。。

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