ファン?サポーター?大切なことはどちらも同じ【GFMG】

今日は爆笑お笑いライブに行きます。

どうも2号です。

 

この『爆笑』と付けられる芸人さんは、相当なプレッシャーですよね。。

 

でも期待してます、テツ&トモ。笑

爆笑お笑いライブ

テツトモ結構好き

 

W杯も本線に入りヒリヒリした好ゲームが続いていますね。

妹:ドイツ、妹旦那:ブラジル、私:アルゼンチンの3国を予選から推してたので

無事3つ残っていて良かったです。 (日本がいないのは寂しいですが)

 

ドイツもブラジルもしっかり本線1回戦を勝って、今ベスト8です。

アルゼンチン!メッシ!頑張れ!!

そんな強豪ひしめき合うW杯に初出場初勝利を上げた国があります。

ボスニア・ヘルツェゴビナ。

 

私のこの国へのイメージは『内戦』です。

具体的なことは何も知らないのに、そう関連付られるのは 大学時代に読んだ本の影響です。

その本の主人公は元日本代表監督イビチャオシム

オシム監督

 

 

そこにはオシムさんの言葉、サッカー、家族、国に対する考え方が 書かれていました。

オシムさんの国籍はボスニア・ヘルツェゴビナです。

 

かつてボスニア・ヘルツェゴビナが内紛で大変な時、

オシムさんはユーゴスラビア代表の 監督として国外にいました。

 

奥さん、子ども3人は内紛続くボスニアに置いてきたままです。

オシムさんが記者会見で記者を欺くような、逆手に取るような 言い回しでやり取りするのはなぜか。

 

それはサッカーが根強く国民の文化になっていることを知っていたから。

 

自分の発言で誰が不利になり、情勢が不安定な自国で何が起こるか分からないから。

自らの不注意な言動が、政治的プロパガンダに利用されたり、

マスコミに歪曲されて報道された挙句、 選手や家族・関係者に多大な迷惑を及ぼすことを、

身をもって経験させられたから。

彼はいつも母国を想い、家族を一番に考えていました。

 

「サッカーがなんだ?サッカーは家族や国より偉いのか?」

 

彼が大切なことを見失わず、それでも母国のサッカー発展に尽力してくれたおかげで

ボスニア・ヘルツェゴビナは初出場を果たすことができました。

 

「ブラジルよ、ボスニア・ヘルツェゴビナが行くぞ」

オシムさんの目に涙がありました。

 

サッカーは素晴らしいスポーツです。

でも今やスポーツの枠から大きく出て、文化になっています。

政治や経済さえも動かす市場になっています。

プロ化成功は素晴らしいものです。

ただ過剰な乗っかりは選手や協会やサポーターの質を下げてしまうでしょう。

 

  1994年のW杯予選。コロンビアのアンドレス・エスコバル選手が

オウンゴールをしてしまい、結果予選敗退になりました。

 

帰国した彼に向かい過激なサポーターが銃を打ちました。

 

彼は必死で戦ったのに、味方であるはずの自国のサポーターに 殺されたのです。

 

オウンゴールは日本ではそれまで『自殺点』と言っていましたが、

その事件以降は使っていません。。

 

 

今回日本が予選敗退となった背景には異常なメディアの取り上げや

興業的な役割になってしまったことがあると言われています。

 

「いまや日本代表は純然たるサッカーの代表チームではなく、

興行的、ビジネス的な役割を大きく担わされている。」

 

  同様に予選で敗退した韓国では、飴を投げつけられ屈辱的な帰国記者会見となりました。

(「飴でも食ってろ!」というのは「くたばっちまえ!」という意味の韓国のスラングらしいです)。

 

サッカーの応援は過激です。 サッカーの批判も、伴って過激です。

「サポーター」というのはサッカーだけです。 (今は多くのスポーツで使われているかも知れませんが)

  ファンとは違うというのです。

 

  ファンとはそのスポーツ、チーム、応援を楽しんでいる人を指します。

サポーターは「支持者」です。 経済的に支援しているところから来ています。

だから口を出していいし、批判してもいいという考え方です。

 

どう思いますか??   よくミニバスの保護者から相談を受けます。

 

「うちの子だけに厳しい」 「うちの子だけ試合に出れない」

これは自分の子のサポーターだから仕方のない言い分かもしれません。

誰だってわが子の活躍を見たいですから。

 

オシムさんの状況を身近に置き換えます。

内戦をお子さんの病気に例えます。

 

<第一段階>

内戦が集結し、海外に避難していた有力選手たちが母国でのプレーが 叶うということで戻ってきました。

選手たちは母国でのプレーを喜んでいます。

病気でなかなか外で遊ぶことができなかったわが子。

やっと治ってバスケットに興味を持ちました。

週に2回練習に行きます。

とても楽しそうです。

 

この時点ではいちファンとして応援できるだけで幸せでしょう。

 

  <第二段階>

情勢が安定し、サッカーも活気が戻ってきました。

親善試合でも勝つようにレベルも上がってきています。

しかしまだW杯には届きそうにはありません。

体力もつき、試合にもちらほらでるようになったわが子。

でも肝心な試合には出れていないようです。 泣いて帰ってくることもしばしば。

スタメンにはまだまだ届きそうにはありません。

 

この時点ではファン?サポーター?

 

  <第三段階>

W杯への出場が決まりました。 ただ予選で敗退し帰国することに。

選手たちは落ち込んでいます。

 

県大会への出場が決まりました。

ただ1回戦で敗退し帰ることになりました。

試合には出たものの、途中で交代になり、 活躍はできませんでした。

 

ファン?サポーター?

 

正直、私は親がやいやい言うのは嫌いです。

やるのは子どもですから。

 

  でもミニバスは親がいないとできません。

まだ小さいですので、どうしても助けが必要です。

親御さんがミニバスを運営してると言っても過言ではないと思います。

 

でファンからサポーターに回ることになります。

サポーターは偉大です。

 

いい意味でも、悪い意味でも。

 

私がミニバスをかじっているとき、強烈なお母さんを持つ子がいました。

その子は少し性格に難はあるものの、素直で一生懸命頑張る子でした。

  しかし、その子の親がベンチに口は出すは、他のミニバスの親御さんに命令はするは、

挙句「何でうちの子にパスをしないのか」とチームメイトの子ども(ガード)に言ってくる始末。

 

コーチでもないのに指導までしてきます。

その子はそのお母さんのせいで、嫌われていました。

なりたかったキャプテンにもなれませんでした。

(チームメイトが嫌だと言ったのと、6年生が卒業する時決める仕組みだったので  嫌われるとなれない)

 

過激なサポーター(母親)のせいで。

実際サッカーでも過激サポーターのせいで無観客試合になったり、サポーターが入れなくなったりします。

同様なことは身近にも潜んでいるものなのです。

 

「バスケがなんだ?家族や友達より大事なものなのか?」

 

  子どもが大事なら、まずファンになってあげてほしいと思います。

私自身、ずっとバスケットを続けてこれたのは母親に

「バスケをしている時が一番輝いている」 と話していたと、小学6年の時担任から聞いたからです。

 

いつでも怪我を案じ、いつでも応援してくれます。

別に観戦にきたりはしません。

そんなの時々です。

相手チームの批判もしません。

過剰にほめたりもしません。

 

  ただ、一生懸命取り組んでいることを応援してくれる私にとっての 第一のファンでいてくれます。

朝早くからご飯とお弁当を作り送り出してくれます。

 

ファンではなく、れっきとしたサポーターなのに、多くは言いません。

次の段階へ進むたび、貪欲になり、不満は増すものです。

それは良くなるためにも必要なものです。

 

でも根底にある大切なことを間違うと、方向が違ってしまいます。

 

避難ばかりの応援になってはいませんか?

プレーヤーは頑張るのは当たり前です。

 

ではそのプレーヤーを支える人たちは、何を言ってもいいのか。

そうでは無いと思います。

 

自分の行動がどんな影響を与えるか?

批判や意見をするなというのではありません。

誰も得しない(これからに繋がらない)批判は一体何の役に立つでしょう。

プレーヤーが成長するのを支えるのがサポーター。

モラルを守ってこそサポーター。   そう思います。

 

PS:南米ではサポーターが選手を育てているところがあります。

経済的支援もそうですが、批判や批評によって選手が育っていることは事実です。

選手とサポーターの信頼関係がないと出来ないことですよね。

 

PSのPS: ボスニア・ヘルツェゴビナの強みはイビチャオシムという強力な サポーターがいることだと思っています。

 

 

【GFMGは、バスケットボールブログです。】
GRIN★FACTORY工場長&2号が、現役選手としてこうありたいという想いを 日々綴るバスケブログです。
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この記事を書いた人

バスケ歴:松陽ミニバス→中学は陸上部→甲子園学院高校→園田女子大→大阪ガス(2016年3月退部)

小5で始めたミニバスで将来を嘱望されたが、地元中学にバスケ部がなかった。周りからは越境も勧められたが陸上部に入り、全中出場を果たす。 その後兵庫県でNO,1だった甲子園学院に中学未経験ながら堂々入部。 入学時はバッシュもなく底を綺麗に拭いた運動靴で練習をし見かねて顧問の先生からもらうなど、様々なエピソードの持ち主。「涙は分泌物」と言い放ち、心が鉄のように動かないため、鉄子とも言われている。

大学卒業後は一般企業に勤め、数年プレーしない日常を楽しんでいたが、会社の飲み会にてたまたま大阪ガスの試合に誘われ流れのまま入部。 工場長と出会う。チームでは常に30点は得点あげていた絶対的エース。

コメント

コメント一覧 (3件)

  • 本当にほんっとーーーに同感です!
    まずはサッカーW杯。我が家は主人も娘も息子もバスケばかですが、その他のスポーツも相当みますし、応援します。ただ、サッカー日本代表に関しては報道が偏りすぎていて、選手にも酷な感じがしました。いつから日本はサッカー強豪国になったの?W杯に出られるだけですごいことなのに、どうして素直に応援できないのか。ランキングから見ても厳しいのに、一番詳しいはずの解説者まで「3-0で日本が勝ちます!」なんて、どうして言ってしまうのか?そういった偏った見方が結局、心無いバッシングとかにつながってしまうような気がします。
    ミニバスの保護者についても同様です。6年間ミニバスに携わって、自分本位な保護者という人もみてきました。今、中学の部活でも、子供のことを考えない親は残念ながらやっぱりいます。うちのバスケ部だけでなく、他の学校でも、他の部活でもやっぱりいるんです。応援しているはずが、最終的にはがんばっている子どもを追い詰めていってしまうんですよね。大切なことが見えなくなってしまうのは、親にとっても子にとっても不幸なことです。

    P.S. 以前「鉄壁の守り」と「エース」のステッカーを作っていただいたものです。とっても喜ばれました。ありがとうございました。

  • ajさん
    コメントありがとうございます!
    本当、いつから日本はサッカー強豪国になったのでしょうか。。
    日本には日本らしい良いところが沢山あると思います。
    何も海外と同じになる必要はないと思いませんか?。

    サッカーが文化として根付いてほしいとは思いますが、根付いていない段階から
    海外のサポーターと同じように振る舞う必要はないですよね。。
    なんか、応援しているチームの選手が負けて礼をしにきた時、サポーターからブーイングが
    飛んでいるのを見て「?」な思いがしました。
    日本はまだそこまでサポーターの地位みたいなものは確率していない気がして。。
    今はまだ選手とともにサッカーの発展に必死になるべきだと思います。

    合ってないことはマネしない方が。。。

    バスケ部なのに熱く語ってすみません。笑

    ミニバスの保護者の方には本当頭が下がります。子どものために、練習に顔を出して
    試合の応援に行き。。同じように悔しくてつい意見したくなるのはわかります。

    でもそこはやはり子ども主体で「どうすればよいか」の手伝いだけに留まってほしいなと
    思います。環境提供や助言は良いですが、心なき批判や、出過ぎた行動は結局子どもの
    ためにならないことが伝わればいいなと思い書きました。

    既に分かっているかたには申し訳ないと思いながら。。

    でも本当お客さんからのメールにもモンスターペアレントの話が書いてあったりして
    「こんな親いるんやぁ・・」と驚いています。

    そんな時に性格の良いエースが現れてほしいと思っちゃいますよね(^_^;)
    それかそのエースになるか。。

    大切なことは見失ってはいけませんね。

    PS:「鉄壁の守り」「エース」ステッカー売れてます笑

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