【GFMG】想像力を育てる

昨日1月10日はえべっさんの日。

商売繁盛の神様に今年もお詣りに行ってきました。

 

今年も一年頑張って良い物を作っていけたら良いなと思っています。

去年の笹を納めて、新しい竹笹購入。

 

境内の販売所で買いました。

えらく混雑していて販売員さんみたいな女の人がてんやわんや。
なかなか買えません。

後ろから神社のおじいさんが対応しに出て来てくれて
やっと購入。

するとお釣りと一緒に
「これお財布に入れてたらお金貯まるから、入れときね」
と笑顔で紙の小さなお札をくれました。

「ありがとうございます」

とお札もらい、お釣りの小銭をもらおうとすると
何を間違えたのか、出したお札と、お釣りの小銭の両方を渡そうとしています。

「あ、いや、お札は違います」
(買ったはずが、逆に儲かってしまう！）

と言うと、

「あぁ！間違えた！」

と言って笑っていました。

お金の貯まる紙の小さなお札、、効き目あるかも

そう思った

どうも、2号です。

 

 

先日うちの母が姪(めい)と甥(コウタロウ)を連れて

神戸にあるアンパンマンミュージアムへ行きました。

「あわちゃん、めいちゃんは今日
　アンパンマンむーじゃむ行くから、グリンファクトル行けないから
　淡路屋さん行けないからねー。」
　
(「2号ちゃん、私は今日、アンパンマンミュージアムに行くので
　グリンファクトリーと「淡路屋さん」には
　行けないからね」）
　
※淡路屋さん：モトコー3にある呉服屋さんで、めいちゃんの行きつけのお店。
　　　　　　　優しいご婦人とご主人とその息子さんが営んでいます。
　　　　　　　
　　　　　　　
　
と、テンション高めに出かけていきました。

 

 

意識の薄いコウタロウもアンパンマンは好きらしく、アンパンマンと
葉っぱ(木とか山）を見ると大きな声で

「あー！！」

と叫びます。

(彼が喋れるようになる日は来るのだろうか。）

 

帰りの車では
連れて行った母は自分の軽薄さを嘆き大変お疲れの様子でした。

(帰りは車でモトコー店まで迎えに来てもらって一緒に帰った）

 

普段聞き分けの良いめいちゃん。
なぜか母には強気で全然言う事聞きません。

だから行きたいとこ行ってしまうし、やりたいことやりに行きます。

コウタロウはその間、買ってもらったアンパンマンのポップコーンを食べまくったり

一時間に一度「腹減った、何か食わせろ！」と泣き叫び、外でおにぎりを食べる始末。

終始暴飲暴食。

 

「コウタロウの食べ方はちょっと異常」と母は驚愕。

 

わがまま放題した帰り、手には沢山のお土産。

キャラクターポップコーン入れと大きな風船。

 

めいちゃん：コキンちゃんのポップコーン入れと、コキンちゃん風船
コウタロウ：アンパンマンのポップコーン入れと、アンパンマン風船

その他、写真とかコースターとかいろいろ。

 

すると、家に近づくにつれめいちゃんがソワソワ。

 

高速の途中でう○ち行きたくなるくらいソワソワ。

沢山の欲しかった物に囲まれて、浮かれていたけれど
家に近づくとアンパンマンの魔法が弱まりふと思い出したことがあります。

 

 

カカに言われていたこと。

それは、

「欲しいものは一つだけ、

一つだけなら買ってもらって良いよ。」

 

そう、一つだけ。

 

めいちゃんの頭の中はその言葉でいっぱいになってきました。

 

『どないしよ。カカとの約束をテンション上がって破ってしもた』

 

歯がカタカタ鳴ります。

 

怒られる。

 

そのことが頭を支配し始め、楽しかった思い出が萎んでいきます。

 

手に持っていた「コキンちゃんパン」。あんなに欲しかったのに

急にダメなものを持っている気になりました。

 

絶対食べるからって買ってもらったのに急に食べられなくなりました。

「・・・食べれない」

「ほら！食べるって言ったから買ったのにやっぱり食べない！
そんなんならもう買わないよ」と言われている時も、カカの顔が
頭から離れません。

母の言葉なんて聞こえていません。

首にはコキンちゃんのポップコーン入れとまだ入っているポップコーン。
それを見つめるめいちゃん。

車のトランクにはゆらゆら揺れてる風船。結構大きい。

隣にはコキンちゃんパンを食べようとしているコウタロウ。
→結局食べる。なんならめいちゃんのポップコーンにも手を突っ込む。
　自分のはもう無い。
　
　
　
『どれか一つ・・』

何とかしないと。。で出た案①。

 

「ちゃーちゃん、風船、ちゃーちゃん家に持っててよ」

※ちゃーちゃん：母のこと。めいちゃんからしたらおばあちゃん。

「え、ちゃーちゃん要らないよ。めいちゃんが欲しいって言ったんでしょう。
持って帰ってよー」

 

あえなく撃沈。

 

そこで出した姪の驚愕の最終打開策。

 

「じゃぁ、捨てる」

 

「めいちゃんカカに怒られるから一つしか持って帰れないから
もう要らないからちゃーちゃん捨ててよ」

 

 

！！！

 

こ、こいつー！

 

買ってもらったことを無かったことにしようとしてる！

4歳とは思えない驚愕の打開策。。

 

これはあかんぞ。 （ちょっとおもろいけど）

 

「めいちゃん、そんなこと言うんやったらもう家来たらあかん。
アンパンマンミュージアムも行ったらあかんし、物欲しいって言ったらあかん。

自分が欲しいって言ったのに、ずるいで。

ちゃんとカカに買ってもらったこと言わないとあかん！」

 

と私に怒られ、ちーーーーっこい声で

「はい。」

 

それでも、少し時間が経つと

 

「でも、カカが一つしか買ったらだめって、、」

 

「知らん」

 

妹の家に届けると、笑顔で迎えてくれた妹に対して、姪ちゃんが
楽しかった思い出をテンション復活で話し出します。

お寿司屋さんをしたとか、一緒に踊ったとか。

で、落ち着いた時、妹が大きな風船を見て

 

「めいちゃん、何個買ってもらったん？」

 

 

 

シーーーーーーン。

 

 

下を向いて目を合わせない姪ちゃん。
顎と首がくっついて離れないくらい下を向いています。

 

「カカ、一つだけよって言ったよね？」

 

 

シーーーーーーン。

 

 

だから風船捨ててって言ったのに、って顔に書いてあります。

でも、ダメって言われてたのに約束を破ったこともわかっていました。

「はぁい。ごめんなさい・・。」と蚊の鳴くような声。

 

 

じーっとカカに見つめられて泣き出しそうなめいちゃん。

楽しかったんだもんね。
わがまま言っちゃったんだよね。

ええやん。

大人はそう思っています。

でも約束は約束。
破っちゃいけないってことも大事。

お母さんの存在って偉大で、小さな世界の指導者なのです。

謝った後は元気になっていましたが、夜はちゃーちゃんとめいちゃん、コウタロウで撮った写真を
布団の上で見ながら「ちゃーちゃんに会いたい」と泣きながら寝たそうです。

楽しかった思い出と、優しいちゃーちゃんに会いたい気持ち。

 

母は変わらず(アンパンミュージアムは無いにしても）楽しいと思えるところに連れて行くだろうし
物を買ってあげるのだろうと思います。

 

わがまま言って、嘘ついて、怒られて、謝って、許されて。

 

そんなことを繰り返しながら皆おっきくなっていくんだ。

 

 

1月9日の成人式。

各地で晴れやかな姿をした新成人たちの姿をTVで・街で見ました。

毎年恒例の「成人式壊し隊」も。

いつから恒例になったんかな。
私の時はすでにあった気がしたり。。結構前なので覚えていません。

親かおじいちゃんおばあちゃんか、自分でかはわかりませんが
わがまま言って着せてもらった晴れ着。

綺麗でかっこいい姿をしても、成人しても「やらかす」人います。

 

それでも親や、たいていの大人は「自分もそんなことあったなぁ」と
大きな心で目で見ています。

でもそれはきちんと謝って反省するということが条件です。

 

多くの人が楽しみにしている成人式。

役員さんたちが準備してくれて、費用をかけて祝ってくれる成人式。

 

大人たちが新成人を「大人」たちが迎えるその日。

 

はめの外し方を知っているのも成人ではないだろうでしょうか。

誰かを傷つけたり、責任のとれないはめの外し方は見ていて耐え難い。

 

(まぁいくつになってもそんな人いるけど。
そんな人は結局友人たちは離れていって一人になってしまったりね、してます。）

これからは成人らしく「責任」も背負っていかなくてはならないのです。

少し先輩から言わせてもらうと、成人式を壊すくらいの元気があるなら
働き出してから、会社の要らない規律をぶっ壊すくらいの勢いを見せてほしいし、
その行動力をぜひプラスの方向へ使ってほしい。

そして少しずつ賢くなってほしい。

失敗してもいいし、挑戦して迷惑かけられたっていいと思っています。

少しずつ一緒に進んでいきたいと思っています。

信頼される先輩でありたいなぁとこちらも思っています。

 

荒れた成人式があった一方、被災地の成人式は荒れませんでしたね。

自分たちが支えられたこと。

「今度は自分たちが支えになるんだ」という使命感。

やらかした人たちとは明らかに違う経験の差。

そんなことする時間も意識もない、生きることに必死だったことを考えれば
今ここに出席できることにとても感謝しているんだと思います。

 

自分が経験してきたことを生かすという意識の差、これも「格差社会」ですよね。

被災した・してないとかじゃなくて、どれだけ「自分のこと」としてとらえられるかとか、

そういった想像力が乏しいと「やらかす」んだなって思いました。

 

「毎年のこと」のように風物詩的な雰囲気はよくない
伊集院光さんの言う通り。

 

想像力の乏しさが、誰かを傷つけること、新成人のみんなだけではなく、

私も含め大人がしっかり自覚しなくてはいけないと思います。

 

なにかやらかしてしまった後、誤魔化すことに頭を使うんじゃなくて
謝って、そしてどうすれば良いかを考える方に「想像力」を使うように
しないとなって、思います。

 

 

めいちゃん、がんばろな笑

 

 

PS：そんな「捨てる」と言われたコキンちゃんの風船。
　　昨日ベランダで遊んでいて、コウタロウにどっかに飛ばされて無くなってしまったらしい。。
　　
　　捨てるとか言いつつ、ぶちぶちに切れたらしい。
　　
　　コウタロウは爆笑していたらしい。
　　コウタロウの方があかんやつや。

　　
　　
　　

PS2:ジップパーカー出品！

【新着商品】
http://grin-factory.com/fs/grin/c/new

モトコー店の営業時間

1/10(火)休み
1/11(水)14~19時
1/12(木)休み
1/13(金)14~19時
1/14(土)13~19時
1/15(日)13~19時

※不定休

※モトコー店はネットの業務の隙間や休みの日に工場長と2号でスケジューリングして開けてます（笑）
よりもちょっと早く行きたい、ちょっと遅くいきたい。という方は合わせれる部分は合わせますので
ご連絡くださいませー。

■「９」州プロジェクト■
2017年前半には九州いこう！
http://grin-factory.com/fs/grin/c/fight9

■パッションクリニック■

http://grin2.com/