【GFMG】無かったことになんかできない

本日、工場長は朝からJRの説明会に参加していて事務所不在です。

GRIN★FACTORYが実店舗を構えていてる元町高架下3番街。

JRの高架下なのですが、そのJR側とモトコー側でちょっといざこざが。

JR側がやりたい耐震工事。その工事のためには商店街の人に出ていってもらわないといけない。

 

元町高架下の商店街の人たちは、その工事自体には賛成で

工事が終わったら元通りに営業させてほしいという意見。

 

しかし工事が終わった後、元通りの営業ができない様子・・

 

で、意見が対立しているようで、なかなか話が先に進んでいません。

 

でも先日、プロの審査団から「耐震基準は満たされている」との意見が発表され

JR側の態度も軟化してるとか・・。

 

実は耐震工事せんでええやんってなったわけで

で、今回説明会が開かれることに。

 

 

まぁ工場長が帰ってきたら詳しく聞こうと思いますが、

その話し合いが本日行われることをすっかり忘れていた
（昨日の帰りにも話にでていたのに！）

 

どうも、2号です。

 

偉そうに冒頭に書いておきながら、

SO。YES。SO。

忘れていました。

Say Yes。（Oh　No。）

 

 

新聞記者やTVの取材も来ているようで、まぁまぁ大きい説明会だそうです。

 

もしかしたら夕方のニュース番組の映像に工場長出たりする！？

そういやエイプリルフールの記事に報道ステーションに
工場長が出演することになったと書きましたが、

https://grin-factory.com/?p=9681

実現するんちゃうか！？

 

とにかくどこかの記者に話かけられますように。。笑

工場長話しかけられやすいからいけるんちゃうか。。笑

 

あ、そんなこと言うてる私も結構話しかけられます。意外にも。

 

店番をしていると1週間のうち、だいたい1回は道を尋ねられます。

「一番近い駅はどこですか？」
とお店のドアをわざわざ開けて中に入ってきてまで
聞きにくるので、選ばれてるのかな。。？と思っています。

別に嬉しくはありません笑

そのほかにも

・ワッペン売ってるお店はどこですか？
・古着を買ってくれるお店はありますか？
・トイレはどこですか？

 

etc・・・

 

先日京都に紅葉を見に行った時は、数多いる人の中から吟味したように
写真撮影を頼まれました。

頼んできたのは大学生カップルで、「二人と紅葉を入れてほしい」とのリクエストに
応えようとしましたが、

 

ライトアップされているとはいえ外で暗いので、紅葉は映ってたけども、
顔面が誰かわからない黒い仕上がりになってしましまいした。
(ごめん）

 

それでも2枚中1枚はどうにか顔がわかる程度だったようで、無事解放されました。
でもほとんど顔は見えてなかった。(ほんまゴメン）

 

一緒に行った友人もよく道を尋ねられるそうで、似た者同士が友達になるんかな？
と思います。

 

声をかけられるといえば昨日

「2号！」

と電車の中で声をかけられました。

ん？？

 

と思い振り返ると、中学時代、同じ陸上部だった子でした。

中学の卒業式以来！？
変わらない彼女の姿にすぐ名前が出てきました。

陸上部の同期女子は最初4人いたのですが、最終的に2人に減ってしまったので
その子と私だけが残ったことになります。

だから必然的に仲良しになったし、そもそも仲良しでした。

 

その当時、二人とも同じように髪の毛が短く、同じように天パだったので(今も天パだけどね）
顔とか全然違うけど、なんとなく似てると言われていました。

今思えばその子と私は
性格も全然違うし、感覚もまったく違うので仲良くなりそうにないのに、

私の「なんでもだいたいは大丈夫」というだいたいな、とても鈍感な性格と
彼女の明るく頭の回転も良く、社交的な性格が相まって、特に気を遣わず一緒に入れる
友達になりました。

 

私は懐かしい友人が目に入っても「覚えてないかもな」と話しかけるのを止めるタイプですが
彼女はさくっと話かけて、適度な話ができるタイプです。

 

彼女の方が社交的だったので、とても友達が多くクラスの華みたいな存在でした。

 

そんな対照的な2人でも一緒に居ると似てくるもので、不思議です。

 

TVを見ていても、インタビューを受ける若者(に限らずとも）の2人組はだいたい同じ格好をして
同じ髪型をして同じ髪色の人が多くないですか？

ドラキュラかと思うほど赤い口紅の友達は同じようにドラキュラだし、
酔っぱらってるんか？と思うほどのチークも同じです。
(平野ノラさんの影響かな？）

ナチュラルな恰好をした子の友人はだいたい無印良品で家具揃えてます的な
同じ雰囲気な子の友達だったりしませんか？

 

私の先入観かな？

 

見た目が似ているだけでなく、話し方や意見までもが似てくるから不思議です。

 

「○○はちょっと嫌やぁー」

「私もそう思うわぁー」

的な。

 

その時、自分の周りに居る人の影響を受けやすい子、受けにくい子それぞれいますが
影響がゼロってことは少ないと思っています。

 

一緒にいる人の口癖がうつったり、友人の方言がうつったり、
意見が一緒になったり、意見が一緒だから楽しかったり。

 

みんなそんな風にして馴染んでいくし、むしろ意見を合わせていく人の方が多いし
それがものすごく上手にできる人のことを「世渡り上手」と呼ぶのだと思います。

 

声をかけてきたその子は良くも悪くも「世渡り上手」だったと思います。

 

世渡りが下手な方に所属している（と思っている）私とは、
振り返ってもやっぱり正反対だった気がします。

※私は運だけで生きているといっても過言ではない・・笑

 

 

陸上部の女子が4人から2人に減ってしまったこと、実はその子の
戦略だったことを知ったのは随分後になってからでした。

 

4人のうち、運動神経の威力でなぜかクラスや学年でも存在感があった私。

 

その子はそこも織り込み済みで陸上部に入部したという偶然も手伝って

一番の友人に選んだようでした。

 

そして果てしなく鈍感な私の性格も、利用しやすいと思っていたと思います。

 

 

陸上部の女子の私以外3人は、いわゆる「美人さん」で、男子の人気もありました。

社交的で可愛いお顔のその子の他、
背が高く顔が小さくモデル体型の子Aちゃん、甘いマスクで男受けが滅法良い子Yちゃん。

 

とくに男受けの良いYちゃんは目の敵で、どうも個人的な攻撃が行われていたようで。。

 

ある日トイレから出てこれなくなりました。

なんにも察知できてない私は朝練の帰りトイレに行って、その状態を目の当たりにします。

Yちゃんが籠っているトイレの外にAちゃん。。

「どうしたん？」

A「Yちゃんがトイレから出てこれなくなっちゃってん」

「え？どうして？」

 

「え、、やっぱり気づいてないんや」

え？？

「2号は利用されてるねん」

 

 

 

 

その時の言葉、忘れられません。

私はてっきり皆仲良しで、冗談を言い合っていると思っていたけど
言われた相手はこんなにも傷ついていた。。

 

そして「似てる」と言われていた私は、きっと傷つけた側の人間と
なっていたんだと思います。

 

 

このYちゃんと社交的な友人との対立(っていってもYちゃんが一方的にやられている）は
学年的には有名だったようで、知らなかったのは私だけだったようです。

 

いや、知らないと言っては責任逃れと言われても仕方がないほど、近い距離にいた私。

 

 

それでも仲良しのあの子がそんなことする？とずっと信じられませんでした。

 

ただの喧嘩じゃないの？

 

 

そしてYちゃんもAちゃんも居なくなってしまいました。

 

辞めていく時2人は「2号は仲良くしてあげてね」と言いました。

また「うちらのことで喧嘩しないでね」とも言いました。

 

この二人はそのあとも仲良しでした。
私にもいつも通り話しかけてくれました。

とても良い子たちだったと思います。

 

そのあと、気を付けて仲良しの友人を観察するようになりました。

 

基本的に私は陸上部の時は陸上に集中していたし、いらないことに
神経を注げるほど器用ではありませんでした。

まぁだから「利用」されたのでしょうけど。。

でも友人が傷ついたのに「いらないこと」としてしまっていいのか。。

 

 

学年の友人たちは、私が「いらんことをしない」(出来ない）、ちょっと
珍しいシンプル型な人間だと知っていたので

 

その友人のあの子がそんなことをするわけがない

 

という先入観を抱いていたようでした。

 

(私のことを良いように書いてますが、つまりは
「何を言っても細かいことには注力できない子」というレッテルを貼られていたわけです。)

でも人心掌握の長けてる友人の振る舞いは、天性というか先天性のセンスがあり
抗うことが難しかったと、今ならわかります。

 

誰も悪くないし、でも皆悪い。

 

この結末こそが、その子の一番の狙いだったようにも思います。

 

特定されなければ罰せられるこもありませんし、責められることもありません。

 

でも事実、YちゃんとAちゃんは傷ついた。

でもその原因の友人は責めらることはない。

 

 

私はこのことが、どうも腑に落ちませんでした。

 

でもどう伝えればいいかもわかりませんでした。

だからきっと疎遠になったのだと思います。

 

そして再開した彼女は変わらず明るく、頭の回転もよさそうでした。

 

当時、滅茶苦茶やんちゃしてた同級生の話にもなり

「今はめっちゃ落ち着いて、昔のあの子とは全然違うでー」

と言っていました。

 

そして
昔したことを、なかったことにできるのは被害を受けていない人だけだと思いました。

 

私がYちゃんやAちゃんや、滅茶苦茶された側だったら、、
無かったことになんかできるかな。。

 

思い出や、教訓や、糧にできたとしても
無かったことにはできないと思うんです。

 

その時、その時、付き合う人や仲間によって人格が変わったり
意見が偏ったりすることは往々にしてあります。

でも疑問に思うことを言い合えない間柄は友人といえないかもしれません。

 

だから今思うと、その子と私は友人関係ではなかったのかも知れません。

 

その場の雰囲気に乗っていくこと、知らない人と打ち解けること、
難しいけれど、一人では生きていけない人間には避けては通れない関門です。

 

でもその通り方は人それぞれで、やっぱり、絶対、そのことで周りの人を不幸にしては
いけないと思っています。

 

私はもう大人なので、再開した友人と昔話に花を咲かせるくらいできます。

でも連絡先を聞くこともしませんでした。

友人も聞いてくることはありませんでした。

 

お互い大人になり、関門の抜け方が違うと感じ、そこまで仲良くなれないと
判断しているのだと思います。

 

中学校・高校と、思春期の苦い思い出はこんな風にして、大人になると
自己解決できたりします。

 

でもその時に感じたことは、ずっと心に残っているし、それは大事にするものだと思います。

 

 

なんでもその場で解決できずとも時間をかけて「自分に気づく」ことがあります。

 

 

私は「知らなかった」「気づかなかった」ということが
いかに罪かを今になって思います。

 

せめて、誰かが嫌な思いをしていることくらい気づける人間になりたいと思います。

 

 

 

PS：でも、それでも、その友人と過ごした時間は楽しかったし、一部を除いては
　　とてもいい思い出です。

 

PSP：コンビニ人間　面白かったです。

　　今日の記事を書くにつけて参考にしました。

コンビニ人間
著者・村田沙耶香さん

 

■モトコー3店の営業日

11月
28日(月）14-19時
29日(火）休み
30日(水）14-19時

だんだん短くなる営業時間（笑）

※モトコー店はネットの業務の隙間や休みの日に工場長と2号でスケジューリングして開けてます（笑）
よりもちょっと早く行きたい、ちょっと遅くいきたい。という方は合わせれる部分は合わせますので
ご連絡くださいませー。

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